社友のお便り

2023年04月12日 社友のお便り

若葉会終焉の辞

若葉会

 若葉会は1956(昭和31)年入社社員の同期会で、「若葉会」の命名は初代丸紅社長市川忍氏によるものと伝承されて居ります。
 入社時80名、その後途中入社、合併による参加を含め、総勢89名を数えましたが、当時は終身雇用が普通だったので定年までを共に過し、定年後は更に付き合いが深くなり60~70年来の友となりました。

 総合商社というのは、部門により仕事の中身も手法も異なるので、それぞれの分野での仕事に忙しく、ソーシャルラダーの上昇過程においても競合意識よりは、仲良しクラブの「戦友会」状態が保たれてきたと思います。
 思えばこの年代は経済白書の「もはや戦後ではない」という1956(昭和31)年に合併直後の丸紅飯田第一期生として入社し、1964(昭和39)年東京オリンピックに象徴される日本経済の右肩上がりの復興に支えられ成長路線を謳歌したものの、70年代にはドルショック、二度にわたるオイルショック、更には1976(昭和51)年のロッキード事件と未曽有の困難にも遭遇しつつ、なんとか無事に定年までの35年間を過ごしました。
 1992(平成4)年大部分のメンバーが定年退職したのを機にOB会としての第一回総会を三国荘-加賀芙蓉カントリーのゴルフ会という形で行い、25名が参加しましたが、2006年(平成18)年には50周年を上野伊豆栄で開催、2011(平成23)年の55周年記念大会以来は毎年4月2日の入社式の日に集まる形となりました。

 この間ゴルフ会、飲み会、囲碁会、スケッチ会などの交流がメンバーの老後を彩る楽しみともなりました。
 2022年(令和4年)米寿の会は出席8名となり、今年は卒寿の会を企画したものの、出席確認4名となり遂に会合を断念せざるを得ず、現役時代35年、OB時代30年の長きにわたる交友の場を閉じることになりました。
 我々一同がこよなく愛し、一生を捧げた丸紅に改めて深甚なる謝意を捧げ、その弥栄を祈りつつここに若葉会の終焉を宣します。

 Old soldiers never die, they simply fade away!

追記:若葉会のホームページのURLは http://wakabakai.xrea.jp/

(最終回幹事・久保田侑義)


2011年4月2日 55周年記念会


2022年4月2日 傘寿記念会


若葉会の過去のご寄稿はこちらからご覧いただけます


米寿・若葉会(2022年4月掲載)
https://www.marubeni-shayukai.com/letter/letter_main/entry-748.html


2019年「若葉会」開催のご報告(2019年4月掲載)
https://www.marubeni-shayukai.com/letter/letter_main/entry-444.html


若葉会のご紹介(2018年11月掲載)
https://www.marubeni-shayukai.com/letter/letter_main/entry-314.html


2018年若葉会開催報告(2018年4月掲載)
https://www.marubeni-shayukai.com/letter/letter_main/entry-175.html


61年目の若葉会(2017年4月掲載)
https://www.marubeni-shayukai.com/letter/letter_main/entry-120.html


傘寿若葉会(2013年4月)
http://marubenishayukai.world.coocan.jp/hiroba/tayori/tayori-2013-04-2.html


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