社友のお便り

2012年12月03日 社友のお便り

2012 山紫会 九州旅行 見聞録

糸永允彦

南阿蘇外輪山、俵山展望台にて
阿蘇五岳をバックに

 昭和34年同期入社の懇親会「山紫会」有志9名で、今年は火の国(熊本 阿蘇)、湯の国(長崎 島原・雲仙)、水の国(福岡 柳川)、神の国(福岡 大宰府)を2泊3日の行程で訪れました(10月16日-18日)。
 70代半ばともなれば、家庭内の不都合(老々介護など)が多くなり、昨年の13名から、9名へのダウンサイズとなりましたが、内容が濃く全員楽しく過ごすことができました。
 旅の良し悪しは、すべからく「世話役」の良し悪しで決まると言います。今年も「山紫会」が誇る名世話役「居石和之さん」の文字通り微に入り細に入り、隅から隅までトコトン気配り・目配りの効いた采配と、受け入れ側の福岡在住の「相原孝一さん」(旧姓 松本さん;現、雲仙ロープウェイ社長)の限られた予算内で、最大の効果を生み出す、胸のすくような、あざやかな心に染みるおもてなしを頂きました。

 更に、大阪在住の岩井定敬さんの粋な計らいで、岡山県日生にて民宿経営の知人(雲仙出身)からビール1ダースの差し入れを雲仙「宮崎旅館」にて頂くなど、思わぬサプライズもありました。持つべきものは「素晴らしき友」だと、全員感激に浸りました。
 第1日は、熊本空港に集合(北海道1名、大阪2名、東京5名、九州1名)。
全員殆ど初めての白川水源を皮切りに知られざる阿蘇山エリアを周遊。
大観峯からの雄大なパノラマは、まさに「東洋のグランドキャニオン」そのもの。夜は、秘湯の宿「垂玉温泉 山口旅館」泊。
 第2日は、水前寺公園・熊本城見学後、フェリーで島原・雲仙に移動。島原城と武家屋敷を見学後、相原さん経営の「雲仙ロープウェイ」に立ち寄り、大災害の普賢岳を望む。夜は、宮内庁御用達の屈指の名旅館「宮崎旅館」特別室泊。
 第3日は、フェリーで福岡、水郷の柳川市へ移動。北原白秋館ほか散策後、名物「船下り」では、船中での一杯と元祖「本吉屋」から出前の「うな重」を満喫。午後からは 旅の締め括りと合格祈願のお礼参りを兼ね、大宰府天満宮に参拝。
天満宮と九州国立博物館で、神と古に思いを馳せ、夕刻、西鉄・福岡天神駅にて散会。


北阿蘇外輪山、大観峯展望台にて


雲仙温泉老舗旅館、
宮崎旅館の大女将を囲んで


南阿蘇秘湯の宿、山口旅館にて


柳川鍋の発祥の地、
柳川にて船下り(うなぎで一杯)


 2013年は、世界遺産「高野山・紀州参詣道」と「那智の大滝」へ行きたいナ!! との声が出たが、
果たして何名が生き残るか?「神のみぞ知る」アーメン!


(文責:糸永允彦)


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