2025年09月19日趣味のコーナー

2024年度のメインビジュアル：私の視点（第2回）

相互会写真部・社友部員メンバー

下北沢撮影会（2025年6月15日）

　2024年度（2024年4月～2025年3月）のホームページ（HP）を飾った作品を3回にわたってご紹介する「私の視点」シリーズ。今回は第2回、3名の社友写真部員の作品をご紹介いたします。
　ファインダー越しにシーンを切り取ったオリジナル版作品から、HP掲載のために「4：1」の横長短冊版にトリミングで切り詰めていく狙いや考え方もお読みいただけます。オリジナル版とトリミング版を対比しながらご覧いただけると幸いです。

写真をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。写真下の「作者のひとこと」にもご注目ください。

春の日比谷公園、ネモフィラとチューリップが庭園内一面に咲いておりました。オフイス街にお花畑が現れ、散歩でリフレッシュできますね。

日比谷公園のネモフィラ【2024年4月掲載】

清里高原の春は少し遅く訪れますが、元気よく青空に鯉のぼりが泳いでおりました。

五月空に鯉のぼり【2024年5月掲載】

皇居東御苑、天守閣の下に咲いてました紫陽花に後方の石垣を入れ、落ち着いた写真にしてみました。

皇居東御苑の紫陽花【2024年6月掲載】

7月北海道の礼文島、高山植物が真っ盛りに咲いていて、その中を歩きました。霧が出て、草原と霧の雰囲気がとても良かったです。

礼文島の高山植物【2024年7月掲載】

夏の風物詩、入谷鬼子母神は、朝顔市の店舗が沢山並び賑わっておりました。買い求めるお客も多く、好みの花を選んでいます。暑い日で傷んでない花を探して撮りました。

入谷の朝顔市【2024年8月掲載】

中欧4カ国を巡りました。世界遺産ブタぺスト市内をゆったりと流れる大きいドナウ河。市街地の調和のとれた建物が美しいです。

ドナウ河【2024年9月掲載】

清里の10月は紅葉が進んでいて、青空に富士山、南アルプスを望み、澄んだ空気の中を満喫しました。紅葉と白樺の赤白のコントラストが遠くから際立って目に付き、ここを選びました。

清里高原の紅葉【2024年10月掲載】

山口県の錦帯橋です、石造りの橋脚にアーチ型の橋が美しいです。下に流れる透明な錦川に、釣り人がおりました、どんな魚が釣れるのでしょう。

錦帯橋【2024年11月掲載】

六本木のクリスマスイルミネーション、どこも綺麗に飾られており、ホテルのロビーにデコレーションされた、キラキラとしたツリー飾りを撮りました。

クリスマスのディスプレイ【2024年12月掲載】

暮れの浅草羽子板市、色鮮やかに飾られた羽子板、干支飾りで華やいでおります。お店の女性の笑顔がとても良かったので撮らせてもらいました。

羽子板【2025年1月掲載】

お正月の浅草寺、参拝客が多く、仲見世通りは前になかなか進みません。青空と紅白の飾りがお正月らしい雰囲気で、人物は無しで浅草寺の屋根を入れました。

浅草寺【2025年1月掲載】

東京に雪が降りました。寒さを我慢して、川の上にかかる桜の樹に積もった雪を撮りました。モノクロ写真のようですが、静かな雪景色が伝わってきます。

樹に積もる雪【2025年2月掲載】

浜離宮恩賜庭園、広場一面が黄色に染まる菜の花畑け、後方にはビルが立ち並び都会の早春が撮れました。

浜離宮恩賜庭園【2025年3月掲載】

社友会ホームページに寄稿を始めてから５年めに入りました。月日の経つのは早いものです。退社後も写真部に携われますこと、感謝いたします。
手持ちの作品の中から撮影月と掲載月が同じで、掲載月に合った作品選びを迷いつつも楽しんで作業してます。４:1にトリミングしますと、意外にもオリジナル写真より狙った箇所がはっきりして、こちらの方が良い作品となることがあります。
軽いデジカメで撮っておりますが、よりよい一瞬を狙っていければと思っております。　　　　

（柄澤美也子・1964入社・東京都在住）

初めて撮影会の幹事役を担い、好きな新宿御苑を選びましたが、これまで気づかなかったユリの花に魅せられました。多くの植物の花は人の身長以下の物が多いのですが、このユリの花は何と巨木の木の上で咲いていたことを珍しく思いました。

ユリの木の花【2024年5月掲載】

バルカン半島は欧州の火薬庫のように戦禍に巻き込まれてきたとガイドから話を聞いていましたが、旅の途中で休憩も兼ねて下車したら、この穏やかの羊の群れを見ました。平和の大切さを再度感じさせられた瞬間でした。

平和になった牧場【2024年6月掲載】

第一次世界大戦の導火線となった街。今も壁には銃弾の痕跡が目立っていましたが、この美しい家の風景はいつまでも安泰であるよう祈りたい気持ちでいっぱいになりました。

平和になった牧場【2024年6月掲載】

2度目のシルクロードは前回と違うコースを歩いたが、海抜の高い悠久なる大西北の地域では夏にも菜の花が見られました。高所から眺めると、虹の山と呼ばれる「七彩丹霞」の山肌の色と菜の花のコントラストが美しく、百聞は一見にしかずと感じました。

シルクロードの夏【2024年8月掲載】

初めてドイツを訪れ、写真を微信（ウィーチャット）にアップしたら、自分のハネムーンもここでした、と元上司から連絡がありました。やはり名所だったのですね。退職後、ようやく欧州を旅することができ、視野が広められました。

カールテオドール橋【2024年9月掲載】

アフリカは貧しく衛生条件等も厳しいと言われていましたが、観光資源が豊富で野生動物の天国。その自然美に触れると、イギリスのウィリアム皇太子がわざわざこの大地でプロポーズしたかを、理解できる気がしました。

アフリカの大自然【2024年10月掲載】

数十万羽のフラミンゴが湖畔で鳴きながら優雅に踊る、他所では見られない壮観さ。より近くに寄りたかったが、足下には危険が潜み、レンズの望遠能力に限界があったことを、とても口惜しく感じました。

フラミンゴの踊り【2024年11月掲載】

夜になると獲物を追い続ける弱肉強食の世界だが、昼間は身動きもせず日を浴びている猛獣たち。多くの著名人や国際機関の努力で、アフリカには自然保護地域が設けられ、世界最後の動物の楽園と言われています。

日を浴びる野生のライオン達【2024年12月掲載】

日本海に面している鳥取の砂丘で、夕日を待つために数時間滞在しました。シルクロードやアフリカ砂漠は内陸だったので、ここで眺めた海とのコラボが新鮮に感じられました。

砂丘【2025年1月掲載】

寒い正月は湯煙の立つ大分が最高です。約40年ぶりに訪れた元新日鉄の工場や4ヶ月暮らした攻玉寮はそのまま健在でしたが、名前や用途は変わったようです。40年は長い歳月だが、自然にはほんの瞬く間かもしれません。

温泉の郷【2025年2月掲載】

友人のいる台湾を訪れたのは初めてだったのに、何かよく知っているところに来た感じがしました。そこに和の作法や中国語の伝統も混じり込んでるせいかもしれません。有名な阿里山やロープウェイから見下ろした日月潭はとても綺麗でした。

ゴンドラから眺める日月潭湖【2025年3月掲載】

丸紅上海（1989年～1994年）の現地社員から関大大学院卒業（1996年3月）をきっかけに同年4月から丸紅本社の食料部門に入社し、食料関連輸出入および投資の仕事に没頭していましたが、ある夏の写真部部活（横浜日帰り撮影会）に参加し、仲間同士の切磋琢磨の交流に興味が湧き、以来約20年ずっと撮影を続けてきました。退職後は本社との距離が遠くなりましたが、部活のおかげで会社とのつながりも保てている思いがします。
2021年から始まった社友会HPメインビジュアルへの寄稿は、自分にとってその月の季節感ある作品作りの原動力となっています。これからも旅で出会ったよい風景をシェアしていきたく存じます。

（洪志東・1996年入社・東京都在住）