第8回霜葉展（2010年1月11－17日)の全作品 38点を4回に分けてフォトギャラリーに掲載しておりましたが、 今回第4回目（最終回）として8点を掲載いたします。会場にお越しいただけなかった方もゆっくりご覧ください。

写真は本年開催の第8回霜葉展の会場の様子と題字

第8回霜葉展　フォトギャラリー①

作品名：わらぼっちの里
作者：植村文昭
種別：油彩
サイズ：F8
作者の一言：落花生畑の秋景を描きました。落花生に藁帽子（わらぼっち）を被せ天日干しする姿は千葉の風物詩です。

作品名：バイオリン
作者：今泉忠雄
種別：油彩
サイズ：F6

作品名：城塞の町
作者：池田武司
種別：油彩
サイズ：P8
作者の一言： 南部スペインに点々と散在する城塞を残す白い村々の一つベヘール。アラブの知恵が多く残り今でも深く生活に浸透している。コバルトブルーを背景に静かに佇む。

作品名：夢の旅Ⅱ
作者：池田武司
種別：油彩
サイズ：F10
作者の一言：スグラフィーダの数々が網膜に残り夢にまで現れる。酔うほどに重なり合いデフォルメで溢れる。世界は無限に広がる。

作品名：新雪浅間山
作者：石川雄彦
種別：油彩
サイズ：F10
作者の一言：昨秋冷雨が上がった朝北軽井沢から中軽にドライブの途中突然青空を背にして新雪を冠した浅間山の雅やかな雄姿が目に飛び込んできました。その時の感動を描きたいとおもいました。

作品名：PorcelainDoll
作者：伊東政朗
種別：油彩
サイズ：F4
作者の一言：とても可愛い表情をした人形でしたので何とかその愛らしさを表現したいと思っておりましたがなかなか思い通りになりませんでした。

作品名：棚田（バリ島）
作者：荒木孝治
種別：油彩
サイズ：F10
作者の一言：バリ島の棚田に日本の何処かで眺めたような懐かしさを感じた。暫し車を止めて見てみると前景に何本かのヤシの樹があり日本では見られない風景だなあーと思い絵にしてみました。

作品名：イグアスの滝
作者：江坂雅雄
種別：油彩
サイズ：F30

作品名：椅子に凭れるM嬢
作者：大野純生
種別：油彩
サイズ：F12
作者の一言：絵のモチーフとして裸婦は私にとって難しいが最高のテーマと感じ写実画に挑戦しています。

作品名：晩秋の遊歩道（奥日光）
作者：大野純生
種別：油彩
サイズ：F10
作者の一言：退職後趣味で始めた油絵もいつの間にか7年程経ってしまいました。ここ数年はMOBAC(丸紅OBアートの会)での写生会が中心で月一回人物or風景画とその後の飲み会を仲間と楽しんでいます。

第8回霜葉展　フォトギャラリー②

作品名：名残り雪
作者：小川邦夫
種別：油彩
サイズ：F8
作者の一言：この作品は、家の近くの風景で、早春の雪の淡さを描き留めたいと思って描きました、丸紅美術部では村上さん、石川さん、貫名さんと辻野先生に習い始めて10年余となりました

作品名：犬吠埼
作者：鬼澤　明
種別：油彩　サイズ：F10
作者の一言：犬吠埼は白亜の灯台がポイント。動の空気と波、静の台地と灯台が表現できればと君ヶ浜側から挑戦。台地の存在感に注意し、水平線は僅かに止めてみました。66歳から描き始めて9年目、趣味で楽しんでいます。

作品名：風景
作者：千野惠教
種別：油彩
サイズ：F8

作品名：古樹
作者：酒井美明
種別：油彩
サイズ：F10

作品名：石化
作者：酒井美明
種別：油彩
サイズ：F10

作品名：ポン・デュカール橋
作者：中島孝雄
種別：油彩
サイズ：F8
作者の一言：10年程前にフランスのプロバンスへ行ったときに立ち寄った時に見た古代ローマ人が造った水道橋を思い出して描きました。

作品名：サンポール・ド・ヴァンス
作者：永島胤明
種別：油彩
サイズ：F12
作者の一言：サンポ－ル・ド・ヴァンスは、コート・ダジュールの峻厳な山の上に築かれた「鷲の巣村」のひとつで、眼下に地中海が見える景勝の地です。多くの芸術家が住み、シャガールの墓もあるこの地でスケッチできて幸せでした。

作品名：明日を見つめて
作者：永島胤明
種別：油彩　サイズ：F12
作者の一言：臨月間近い妊婦さんがモデルをするという事に先ず驚きましたが、これから生まれてくるお子さんの将来などに思いを馳せているうちに、猛然とキャンバスに向かう気持ちが高まりました。

作品名：宝剣岳
作者：山家隆雄
種別：油彩
サイズ：F10
作者の一言：写真に熱中している友人が送ってくれた紅葉の岩峰宝剣岳（中央アルプス）の写真に山登りに熱中した昔日を思い、ペインティングナイフで一気に描き上げました。

作品名：芳しき大地
作者：竹村克彦
種別：油彩
サイズ：F10
作者の一言：退職後或る先輩に誘われボケ防止のつもりで始めた油絵。 気が付けば"下手の横好き"も10年経っていました。元々音楽鑑賞が好きで、絵は一向に上達しません。目下70歳で始めたマンドリンに嵌まっています。

第8回霜葉展　フォトギャラリー③

作品名：斑鳩
作者：酒井尚平
種別：日本画
サイズ：F20
作者の一言：奈良法輪寺、初夏の習作です。手前の畑には銀箔の上に、色をのせ、遠くの空と山肌に斑鳩ならではの雰囲気を描こうとしました。いまいちですね。

作品名：秋思う人（あきおもうひと）
作者：西江広之
種別：油彩
サイズ：F10
作者の一言：寂しそうなモデルを描いている時期に、訪れた奥日光の思い出を入れました。現在色々公募展に出展もしています。絵を描いていると夢中、無心になれ、また関係者と語り合えるのも生甲斐です。

作品名：PURPLE DREAM
作者：山下憲吾
種別：油彩
サイズ：F8
作者の一言：一本の線、一か所に置いた色に新しい想いが湧き起こり画面も変わっていき、気付けば当初考えていた絵とは全く異なる絵となりました。捉え処のない感覚のゆれにより偶然に生まれた奇妙な絵ですが楽しい作業でした。

作品名：奥日光の湖
作者：有坂進二
種別：水彩
サイズ：F10
作者の一言：ＭOBAC(丸紅OB美術クラブ)の仲間と晩秋の奥日光に出掛けました。前夜から猛烈な強風雨でしたが、幸い朝方断続的な小雨模様に収まり、湯の湖畔に急いで繰り出し、静寂な湖畔の雰囲気を描きました。

作品名：江戸東京たてもの園
作者：岩下隆子
種別：水彩
サイズ：F4
作者の一言：都立小金井公園には懐かしい色々な建物、民家・商店・銭湯等が集められている“江戸東京たてもの園”があります。どの建物を描こうかなとあちこち見て回り、迷った末にお醤油屋さんを選んで描きました。

作品名：ジャスミン
作者：榎本菊江
種別：水彩
サイズ：F6
作者の一言：角を曲がるとほのかに甘い香りが漂ってきます。我が家の塀に絡みつくように群がり咲く淡いピンクの可憐な小花。そばに近づくと少々つよい香は辟易でも、この花々を愛しく思い、留めて置きたかったのです。

作品名：ローマ；フェロ・ロマーノ
作者：軍司晃男
種別：ペン画
サイズ：F4
作者の一言：暑い季節に古代ローマの遺跡が散乱する場所でローマ議会が開催されたことを回顧しました。

作品名：物想う
作者：熊野　享
種別：水彩
サイズ：F10
作者の一言：モチーフの中で、人物はごまかしがきかないので、何度描いても難しい。だから何度でも挑戦したくなる。

作品名：犬吠埼
作者：佐藤菅吉
種別：パステル
サイズ：F10
作者の一言：広大な空と男性的な海の景色に惹かれてこの構図を採りました。毎年霜葉展が近づくと必ず軽い緊張を覚えますが、同時に皆さんの出品作をあれこれ想うと楽しい気持ちになります。

作品名：芝浦
作者：関谷　晃
種別：淡彩
サイズ：F2
作者の一言：初夏の頃、芝浦界隈の風景を写生してみました。

第8回霜葉展　フォトギャラリー④

作品名：大ちゃん
作者：当麻敬子
種別：パステル
サイズ：F8
作者の一言：私が甥っ子の大ちゃんの話をよくするので、周りの人が大ちゃんの絵を描く事を勧めてくれました。人物画を描くのは久し振りなので、少し不安がありましたが、なんとか納得のできる絵に仕上げられたと思います。

作品名：干物
作者：本田忠生
種別：水彩
サイズ：F6
作者の一言：このモチーフはサークルで出されたもので見た瞬間自分の技量では上手く描けないと思いデフォルメしました。左の赤身の魚は金目鯛かとよく聞かれるのですが、これは鯵の裏側の半身で技量のまずさの思わぬ効果でした。

作品名：真鶴漁港
作者：宮崎君俊
種別：水彩
サイズ：F6
作者の一言：定年退職後暫くして、元美術部の友人に誘われ絵を描き始めました。水彩画のスケッチですが、スケッチ旅行が楽しく、多くの人と一緒に旅が出来、帰宅して一人で仕上げる時も楽しみです。この絵も真鶴漁港の絵です。

作品名：コインブラ、サンタクルス修道院（ポルトガル）
作者：村上英亮
種別：水彩
サイズ：F6
作者の一言：仕事では縁のなかったポルトガル旅行をしました。素朴で美しい古い大学のまちコインブラの精緻な彫刻のファサードの修道院です。

作品名：雷門（浅草界隈）
作者：山田二郎
種別：水彩
サイズ：F6
作者の一言：節分の日から間もない早春の陽射しを浴びる山門を描いて見ました。この山門は度重なる江戸の大火の後、1960年に松下幸之助翁の寄贈に依りやっと再興したものとの由、現在の山門がそんな最近の事實に驚きでした。

作品名：静寂（皇居北の丸公園）
作者：山田二郎
種別：水彩
サイズ：F6
作者の一言：梅雨の合間の季節、喧噪の都心の中にポッカリと開いた静けさのひととき、シ～ンとした静けさの中に、時折、チチッ、チチッと言う小鳥の囀りが聞こえてきそうな空間の癒しに感動。

作品名：包装紙図案
作者：柳田祥子
種別：包装紙図案
サイズ：パネル
作者の一言：包装紙の図案です。縦・横5個、計25コマの四隅に日本、ロシア、ブラジルの茶道具を描き、他は類似の空想の形で埋めました。左上のブラジル民具はイグアスコーヒー会長江坂様に御願いし映像をお送り頂きました。

作品名：ヴァイオリンの稽古
作者：渡辺夏江
種別：水彩
サイズ：B3

2010年9月
伊東　政朗