特別企画

2022年05月09日 特別企画

おうち映画館♪

白石 寿太郎 (1978年入社)

コロナ禍になってから映画館に行くことが多くなりました。映画館は実は換気がよい、と聞いて行ってみたら観客がわずか数名という人口密度の低さをすっかり気に入ってしまい、月に2回は通うようになりました。年に50本ほどを渋谷の名画座や全線座で見ていた高校時代ぶりの頻度です。

そのうち、封切りされる映画だけでなく昔の映画も見たい‥と思い始めましたが、昔のように二番館、三番館がある訳でもありません。せっかく大きめの4Kテレビを導入していたので、「動画配信」を試してみようと思い立ちました。
アマゾンのFire TV Stick*1という小さな棒を5,500円ほどで買ってテレビの裏の端子に挿したら、あらフシギ。古今東西の映画が溢れるアマゾンプライムビデオやNetflixはもちろん、他の配信サイト*2にも簡単につながることが分かりました*3。しかも、最新のシネコンと同じように音が上からも降って来るドルビーアトモス方式*4の映画もたくさん!

こうなると欲が出て、10数年ぶりにAVアンプも買い替えて、サラウンドに加えて天井に反射した音が降って来るようにしました*5。最近のアンプは昔ながらの赤白黄色のケーブル接続*6が限られているため、VHSビデオやレーザーディスクなどの接続に苦労しましたが、おうち映画館の完成です♪

毎日、「今日は何をみてやろうか」と舌なめずりするような気持でコロナ禍を乗り切ろうと思っています。



(しらいし じゅたろう・1978年入社・東京都在住)


【補足説明】
*1: Fire TV Stick 4K Max。ストリーミングメディアプレーヤーと称しています。アマゾンの他、ビックカメラやヤマダ電機、ケーズデンキ、エディオンなどでも扱っています。
*2: 著名な配信サイトには、YouTube、U-NEXT、hulu、Disney+などがあり、多くはサブスクリプション(定額制)でサービスを楽しめます(一部、個別レンタル費用発生もあり)。
*3: Wi-Fi環境とHDMI差込口のあるテレビやアンプが必要です。
*4: 従来の平面的なサラウンドと違って頭上方向や高さ方向の音情報が追加され、立体的な音場を体感できます。「イマーシブ(没入型)サウンド」などとも呼ばれます。
*5: 天井にスピーカーを設置することはハードルが高いので、音を天井から反射させる小さな「イネーブルドスピーカー」を既存のスピーカーの上に設置しました。
*6: RCA端子と呼ばれ、赤白は音声、黄色は映像(コンポジット)のアナログ信号の入出力に使われます。この頃はデジタル信号用のHDMI端子が主流なので、この端子が少ない(もしくは、ない)機器が多くなっています。


バックナンバー