新春企画

2024年01月01日 新春企画

6回目の年男

小室 誠治 (1975年入社)

筆者近影

 今年6回目の年男を迎え、このたび新春企画への投稿という機会をいただき心より感謝致します。これまでを振り返りますと高校の恩師が人生で最大の輝く期間は65歳から69歳の5年間だとの言葉を思い出します。

 丸紅退社前後から丸紅基金の人的支援に参加させてもらい障害者と一緒にパン作りや運動補助に励んでいた時でした。重度のダウン症をかかえる野口君(仮名)は普段は自身の思いが伝わらない時は暴れてしまい、やんちゃでしたが小生がたまたま喉をつまらせ咳をした際、彼が優しく小生の背中をたたき大丈夫かとの仕草をしたのです。忘れられない思い出です。

 退社後、母校のサッカー部OB会長に就任し6年間学生達と必死に活動に注力しました。後任には縣前総務部長に引継ぎ後を託しました。
 また丸紅時代、インドネシア駐在11年という実績を買われ公益財団法人日本ユースリーダー協会に誘われました。現在は副理事長としてこれからの日本や世界を背負っていく若者たちの育成支援のお手伝いをしており、さらに力を入れていきたいと思っております。
 上述はまさに65~70歳時代でしたが2回目のインドネシア駐在時代にお世話になりました大使から70~79歳は最後の前向きに挑戦する10年間だと言われ驚きとともに自分自身にエネルギーを注いだ次第です。家内はいい加減にしてくれと言っておりますがシニアサッカー公式戦に参戦し、現在得点王として活躍中です。

 ただし70歳を過ぎて身体の回復力など間違いなく低下してきており、メンテナンスをしっかり行いながら前向きな70歳代を過ごしていきたいと願っております。

(こむろ せいじ・1975年入社・東京都在住) 


シニアサッカー公式戦にて


副理事を務める公益財団法人日本ユースリーダー協会での1枚


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