新春企画

2023年01月01日 新春企画

山歩き

永長 猛志 (1963年入社)

 退職後久しぶりに出席した高校の同窓会でお会いした先生から「山歩きをしないか?」とお誘いを受け、自信はなかったが「登山ではなくウォーク程度なら」と返事をして、そこから毎月一回、時には他の同窓生も加わって2~5名の山歩きが始まった。
 当初は先生ご推薦のコースを、次第に面白くなってきた当方もアレコレと希望を出しての山行が数年続いた。先生が肺癌を発症され化学療法を受けながらも2年間程、お亡くなりになる前月までご一緒させていただいた。
 その後は所属していたNPO法人でウォーキング担当をして、20人程度を連れて「歴史の道ウォーク」の企画や、個人的に仲間を誘って、ちょっとした登山もどきもするようになった。
 多数の単独の山歩きの他、シリーズとして完歩や満願をしたのが、熊野古道中辺路・高野山町石道・京都一周トレイル・ダイヤモンドトレール・六甲山縦走・生駒山系縦走・出羽三山・西国三十三所観音霊場巡り等々。
 しかるに2020年以後は新型コロナで外出自粛を余儀なくされ、仕方なく千里ニュータウン内の全公園を歩いてみたり、ほんの年数回の近間歩きをするのみになってしまった。
 若い方なら取返しも可能だろうが、年男にはこのブランクは体力的に難しくなっており、この間には山仲間が他界したり、歩行困難になったりしている。あぁ恨めしきCOVIT-19よ・・・!



(ながおさ たけし・1963年入社・大阪府在住)


バックナンバー