新春企画

2022年01月01日 新春企画

継続は力

川瀬 康太 (1973年入社)

筆者近影

 世界でコロナが蔓延している中、無事新年を迎えることができ、感謝しています。
 1973年から38年間の会社生活での思い出はたくさんあって語り尽くすことができず、影響を受けた言葉をこの干支にあたる年に思い起こしてみました。
 入社した年は団塊の世代の後で、独身寮や配属された経理部でも先輩がたくさんおられ、遊びに業務に大変お世話になりました。
 経理部での最初の評定面接で当時の課長から「君は謙遜しすぎだ。自分をもっとアピールしなさい」と指摘を受け、厳しい競争の中では自己主張が大切だと一年目で教わり、その後ずっと肝に銘じてきました。
 その後、若手管理部門員を営業部に投入するというZ作戦で自動車部に異動しましたが、お世話になった先輩の指名もあり、1980年に組合活動に参加しました。営業をしながらの活動は大変でしたが、素晴らしい先輩同輩たちと苦楽を共にした経験は忘れがたいもので55年の中執組として今でも集まっています。
 この組合活動で「継続は力なり」という標語を知りましたが、今でもこの言葉を生きていく上でのよりどころとしています。また、会社業務上は常に「自分の置かれた立場で最善を尽くす」ということを意識し、皆さんにもお願いしてきました。

 「継続は力なり」を今でも実践しているのが「走る」ことです。
 エネルギー部門の課長職であった頃に部下から「ホノルルマラソンを完走しました」と聞き、対抗心を燃やしたのが始まりです。学生時代にスピードスケート部の長距離競技者であったことから自信もあり、45歳の時にフルマラソンに挑戦しました。それ以来赴任地のSGR、名古屋でも走り続け、サブ4(※1)も達成しました。コロナ禍で大会も中止され走る機会が無くなっていますが、週に必ず一回十数キロを走り続けています。そのおかげもあって体重は学生時代の±2キロ以内にとどまり、薬要らずの生活を続けています。今年の目標はハーフを再び走ることです。
 他にも楽しんで続けていきたいのは、退職後始めた、町内有志の集まりでの蕎麦打ちと乗馬倶楽部での乗馬です。ゴルフも回数は多くありませんが48年同期の皆さんや友人とプレーして行きたいと思います。
 最後に、経理部・旧機械部門・旧エネルギー部門やその他部門でお世話になり助けていただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

編集部註:
(※1)42.195kmのフルマラソンを4時間以内で走りきること

(かわせ こうた・1973年入社・千葉県在住)


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