新春企画

2022年01月01日 新春企画

五黄の寅

梅澤 敏德 (1974年入社)

五黄の寅(筆者が描いた年賀状)

 明けましておめでとうございます。今年は五黄の寅です。九星気学で言う五黄土星と十二支の寅が重なる年です。五黄土星は他の八星を支配する最強の星。寅は言うまでも無く十二支の中で最強です。これが重なるのが36年に一回。小生の生まれた1950年も五黄の寅で今年が3回目になります。他を圧倒する強運に恵まれているはずですが、小生も含め、一浪49年、現役48年を見る限り、どちらかというと恵まれてないような気がしないでもありません。

 退社以来、暇に任せいろんなことに手を出しています。ゴルフ昨年73回、週2回ジムで筋トレ、絵画教室週1回、ヤマハ音楽教室でピアノレッスン月3回、仏像彫刻月2回、他に共同馬主で馬5頭を持ち、株にも手を出しています。
 他人の趣味の話を聞いてもおもしろくもなんともないと言うことは重々承知した上で仏像彫刻の話をします。


筆者近影

 始めたきっかけは父が晩年、仏像彫刻に没頭していたからだと思います。父は昨年99歳で生涯を閉じましたが、とにかく手先の器用な人で仕事が早く、おそらく250から300体近い数の仏像を制作したと思います。今、実家には30体弱の仏像が飾られていますが残りは皆、人にあげてしまいました。実家の菩提寺にも10体ほど寄贈していますが後は欲しいという人に次から次とあげてしまいました。 “もったいなくない?”と聞いたことがありますがその言や良し“仏像というのは簡単に捨てられないだろう?これだけばらまいておけば俺が死んで100年たっても何体かは残ってる。ひょっとしたら300年たっても1-2体は残ってるかもしれない 。これってすごいと思わないか?”と言われました。なるほど。納得です。

 仏像彫刻は退職後の趣味としては人気があり蕎麦打ちほどではありませんが比較的多くの人が取り組んでいます。仏像を彫っていると言うと必ず“現役時の悪行を反省し懺悔の気持ちで彫っているのだろう”と言われます。しかし小生に限っては懺悔の気持ちも、宗教的背景も全くありません。私の同期にも何人か仏像彫刻を趣味としているものがおります。その中には懺悔で彫っているものがおること、敢えて否定いたしません。
 小生は父のような早業は身につけておらず現在やっと3体目の仏像に取りかかったところであります。なんとか10体を作り100年後に1体を目標にしております。


 年頭に当たり今年の目標を2つ掲げております。一つはドライバーで250ヤード達成することです。ここ数年同じ目標を掲げておりますがまだまだで、せいぜい230です。ある先輩から71歳で壁にぶち当たる。崖を転げ落ちるように飛距離が落ちると言われました。必ず来ると。幸い無事72歳を迎えることが出来そうですが壁は必ず来ると思うのでそれまでに250を達成したいと思っています。
 今ひとつの目標は喉を鍛えることです。昨年42,746人が誤嚥性肺炎で亡くなっており死因順位の6位だそうです。今でも食物が気管に入りむせかえることがしばしばあります。喉の機能低下は明らかであります。おそらくこのままでは誤嚥性肺炎で死ぬことになろうかと思い喉を鍛えることにしました。池袋の大谷クリニックの大谷院長によれば喉を鍛える方法はいくつかあると言うことです。紙面の都合上ここでは割愛させていただきますが興味のある方は週刊文春の11月18日号に掲載されていますのでご参照下さい。

 今年が皆さんにとって素晴らしい年となること願っております。

(うめざわ としのり・1974年入社・東京都在住)


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