新春企画

2018年01月01日 新春企画

戌年の年女が新年を迎えて

丹野 美代 (1965年入社)

レッスンを受ける筆者(右側)

 皆さん、明けましておめでとうございます。私にとって人生6回目の戌年を迎えることになりました。


 退職後、早いものであっという間に11年が過ぎ、新年は12回目ということになります。その間に親を看取るということもありましたし、本当にあっという間という感があります。退職後は、ご近所や地元とのお付き合いが増えています。たとえば、私の住んでいるところは、良く言えば、のどかなところで、ご近所の農家さんの畑を無料でお借りして、いろいろ教えていただきながら野菜を作っています。また、地域の公民館を利用して、折り紙(シルバーカードを持っている人が対象で、無料)、英会話(少々の月謝が必要)等も習っています。他にも絵手紙、映写会、ヨガなど、無料・有料の別はありますが、いろいろな催し物があり、地元との交流を深めています。そして、私の場合、何よりもギター。音楽が好きなので、現役時代からギターをやっていますが、今はギター教室に通って、クラシック、アコースティックギターを習い、発表会、あるいは教室のアンサンブルに参加して、時々老人ホームの慰問演奏なども行っており、先生やメンバーとの交流がとても楽しみです。そして何といっても、ギターライブに行くのが一番の楽しみになっています。


 一方で、親を看取った後は、もっとできることがあったのではないか?という思いが強く残っていました。そんな中、数か月前に県主催の介護研修を受ける機会がありました。資格を取ることを目的とするのではなく、介護のイロハだけでも習得したいという65歳以上の人たちを対象とした講習で、とても良い勉強ができました。そして終了後間もなく、自宅近くの介護施設でのお仕事を紹介され、なんと先月から週3日、希望の曜日に働かせていただいています。入居されている方との直接の接触は、まだ声掛け程度ですが、少しでもお手伝いできればいいな、と思っています。施設の職員の方は、「無理しないでね。」とよく言ってくださいます。これから何年続けられるか分かりませんが、人生の片づけをしながら、ゆっくりやれれば、と思っています。


丹野 美代  (たんの みよ・1965入社・埼玉県さいたま市在住)


バックナンバー