12年前の60歳の年男の時は、いわゆる還暦で丸紅でのサラリーマン生活も定年退職で終止符とまさに人生の節目という感じでした。それに比べると今回の年男は単なる通過点で特に感慨はないのですが、せっかくの機会ですので日頃思っていることを書かせていただきたいと思います。
「孫は目の中に入れても痛くない」「孫は子より可愛い」と孫の可愛さの表現はいろいろあります。娘家族の家とは車で15分ぐらいの距離なので、私も最近は男の子7歳と女の子5歳の可愛い孫の孫守りに精を出しています。載せている写真は下の孫の今年の5歳の誕生日祝いのもので、私と妻、娘と7歳と5歳の孫たちといわゆる家族だんらんという形で一緒に写っています。子供や孫たちと一緒の写真がほほえましいのは、同じ血が流れているといういわゆる「血縁関係」のなせる業で、一体感・連帯感を感じるからだと思います。
「血は水よりも濃い」「血は争えない」など「血縁関係」の結びつきの強さを表現する慣用句がありますが、そんな家族だんらんの写真の中で、唯一血が繋がっていないのが私と妻ということになります。知り合うまでは全くの赤の他人だったわけですから当然といえば当然なのですが、何か不思議な感じがします。それでは私と妻は何で繋がっているのでしょうか。それはまさしく縁(えにし、えん)だと思います。
私は社内結婚なのですが、東京出身の私と大阪出身の妻の間には当然のことながら全く接点がありませんでした。私が丸紅に入社し、繊維部門に配属され大阪に来ることがなければ出会うことはなかったわけです。よく「運命の赤い糸で結ばれている」と言いますが、まさに「縁」によって結ばれたわけです。縁によって結ばれる、まさにもう一つの「結縁関係」ということになります。
この「結縁関係」はある意味「血縁関係」より絆が強いと思います。この強い「結縁関係」で結ばれた妻と大好きな旅行や孫守りに精を出してこれからも充実した人生を送ろうと思います。
(すぎた こうじ・1978年入社・兵庫県在住)