新春企画

2026年01月01日 新春企画

七回目の年男を迎えて

清水 英雄 (1965年入社)

筆者近影

 1965 (昭和40) 年4月綿業本部に入社して繊維一筋で会社生活を終え、今年7回目の年男を元気で迎えられることに感慨深い物があります。振り返ってみますと1981年(39歳)に会社の定期健康診断で不整脈を指摘され、精密検査の結果医師の勧めでペースメーカー植え込みを決断し、無理はしても無茶は駄目を心に刻み生活してきた結果、現在もゴルフと囲碁を楽しめることに感謝の気持ちが自然と湧いてきます。囲碁との出会いはワルシャワ駐在時代に大使館の一等書記官が文化交流の一環でポーランド人に囲碁を教えている教室にお誘いを受けて通いだしたことがきっかけとなりました。

 会社生活を終えボランティア的な民事調停委員を6年ほどやりましたが、それ以外で囲碁がこれほど老後の生活の中心となるとは夢にも考えていませんでした。現在、本町にある日本綿業倶楽部のゆったりした静かな囲碁室(写真参照)で色々な仲間や、囲碁部の人たちと囲碁を楽しんでいます。この機会に、本町の元大阪本社の北側にある日本綿業倶楽部と綿業会館について触れたいと思います。

 日本綿業倶楽部は1928(昭和3)年創立の会員制ビジネス倶楽部です。綿業関係者(東洋紡)の遺産寄付100万円と関係業界よりの50万円を加えた150万円(同年竣工の大阪城天守閣再建費用は47万円)で綿業会館を建設。設計者は、近代建築の巨匠渡辺節氏とその愛弟子の村野藤吾氏が主任設計図師として参画。外観はイギリス、内部は欧米諸国のスタイル導入の国際色豊かな部屋の数々。それぞれの部屋にマッチした、こだわりの家具・装飾品。当時珍しい全館対応の冷房装置を導入。フランス製耐火ガラスが戦火から建物を守り今日に昭和初期の姿を伝えます。2028年に創立100周年を迎えるにあたり、次の100年を見据えて倶楽部の事業活動を見直しする改革委員会が立ち上がりました。今年はその委員として少しでも貢献し、囲碁など倶楽部ライフを楽しみたいと考えています。

(しみず ひでお・1965年入社・大阪府在住)

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