新春企画

2014年01月01日 新春企画

ジャズ、最後の禁煙

佐藤 勉 (1964年入社)

筆者近影

 支に特別の関心はありませんが、改めて年男の所感をと問われ、あれこれ思いをめぐらせると、新たな感慨が湧いてきて、新春、年男の有難味が増してくるようです。
 思いめぐらす「あれこれ」は正にあれこれ雑多でありますが、やはりその多くは、72年の人生を振り返り、懐かしき思い出に浸り、素晴らしい出会いに感謝するものであります。
 とは言うものの、一番の関心事は現在であり、特に今年のテーマであると考えている「ジャズ」と「禁煙」について年頭の所感を述べたいと思います。


 1年前にひょんな事からジャズヴォーカルの会に入会しましたが、これが大した曲者で人生の楽しみと苦しみの源になろうとは思いもよらぬ事でした。ジャズ(ヴォーカル)を始めたのは、腰痛でゴルフ、麻雀ができなくなった穴埋めですが、特に素養があった訳ではなく、たまたま知り合いに誘われて入りました。歌そのものは大好きでナツメロを中心に随分ならしましたのでそれなりの自信がありましたが、それがとんでもない過信であると分かり落ち込む日々が続いております。
 ジャズの難しさは、主として


  1. 私の身体に染み込んでいるナツメロのリズムと全く異なること
  2. 英語とメロディーとリズムを合わせるのが並大抵でないこと
  3. 音感が相当狂い出していること(歳のせい)

 によると思われます。これは大変だ、いつやめようかと考えていた矢先、会の幹事(持ち廻りとは知らなかった)に指名され、幹事をするのが嫌でやめたと思われるのも片腹痛いので続けておりますが、毎月3回の練習日をこなすのに四苦八苦しております。


 一方で、思わぬ楽しみが増えた事も事実です、たまたま高校の同期会の時にジャズの話をしたところ同好の士が数人集まり、月1回ジャズを聴く会、年数回のライブ出演等旧交を温め、失われた(?)青春を倍返しで取り戻しているような錯覚に陥っています。間もなく晴れて幹事の任期も明けますが、難しい歌を練習するのは脳を活性化させると前向きにとらえ、今年もスウィングしていきたいと考えています。


 今年のもう一つの抱負が「禁煙」です。私は禁煙を趣味としておりまして、昨年11月狭心症の再発を機に151回目の禁煙に入りましたが、これを「最後の禁煙」とし、悪趣味から解放されたいということです。
 「東京オリンピックまでは元気で」というのが同期の仲間の合言葉です。その為にも「ジャズ」と「禁煙」で頑張るぞ!


(さとう つとむ・1964年入社・東京都新宿区在住)


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