近年、私は干支に関心がなくなりましたが、この度社友会から、年男の一人として何か書くよう依頼を受け、「ああそうだ、俺は巳年なのだ」と想い出しました。もし社友会で会員の干支別人員構成を集計済なら公表して下さい。
さて、新年は前年暮の衆議院総選挙で大勝した自民党政権が安倍首相の下でスタートしました。因みに前回の巳年2001年には、4月に第一次小泉内閣が発足し、小泉首相は結局2期務めたことは周知のとおりです。多くの課題を抱えた安倍内閣が国政をこれからどのように運営して行くか注目されます。
ついでに、この2001年の重大ニュースを拾って見ると、1月米国でジョージ・ブッシュが大統領に就任しました。そして9月11日に同時多発テロが発生し、その直後の10月に米国はアフガニスタンへの侵攻を開始しました。
昨年秋にオバマ大統領が再選されて二期目に入りました。米国も財政再建など難しい政治課題を抱えていますが、米中外交を含め外交面では彼の在任中は過去の反省と冷静な舵取りによって重大な衝突が回避されることを祈ります。
このように日米の12年前は政治的に大きな区切りの年になりましたが、我国は年間を通して概ね落ち着いた年でした。
7月の参議院選挙でも与党自民党が過半数を得ました。国論が多少揺れたのは小泉首相の靖国参拝と海上自衛隊のインド洋派遣の時だったでしょうか。その中で、12月の愛子内親王の誕生、イチロー選手のメジャーリーグ一年目のMVP選出などは明るいトピックスでした。我家のこの年のトピックは、9.11の丁度一ヶ月後に初孫が誕生したことで、その他に特記事項はなく、概ね波乱のない年であったという印象です。
ところで、私の丸紅勤務は海外駐在を含めて結局は管理部門で終始しましたが、営業部門や他の管理部門の大勢の皆さんと接触する機会があったお陰で、社友会の集まりでも顔見知りの方が多く、久しぶりにお会いするのが楽しみです。
反面、突然の訃報に接して生前の面影を思い出すと寂しいものです。近年は私の同期生や後輩の訃報も多くなりました。
少なくとも次の巳年までは社友会の会合には努めて多く出席し、先輩・後輩を問わず社友の皆さんの元気なお顔を見続けたいと思います。
(いがやま きんや・1964年入社・神奈川県横浜市在住)