新春企画

2011年01月01日 新春企画

干支を迎えての抱負

宮内 貴正 (1962年入社)

 2001年6月に、米国テキサス州のオーステインと云う街に移り住んでから早くも今年で10年目を迎えています。 "オーステイン"と云ってもピーンと来ない人がおられるでしょうが、オーステインは人口約150万人を擁するテキサス州の州都です。今や米国のハイテク関連、特にソフト面での中心地になっています。現在、米国主要都市の中で最も栄えている成長著しい都市です。文武両道に優れたテキサス州立大学が街の中心部にあり、最近日本からの留学生は減っているものの70〜80名程います。更に、"Live Music Capitalin the World"としても知る人ぞ知るところでダウンタウンには80軒以上のライブハウスが軒を連ねていて、音楽のプロを夢見て世界中から数多くの若者達が集まって来ています。
 自然は豊かで、街の中には大きなコロラド河が流れ、緑が多く、起伏に富んでいる為、景観が素晴らしく、"Most Livable City in USA"として毎年トップ10内にランク付けされてるのも成る程と頷けるとても住み易い街です。


筆者近影

 さて、今年で満72歳を迎える事になりました。
 此処に来てからは偶に日本でのビジネスに関しての公演を頼まれたり、テキサス大学で日本語を学んでいる学生達との雑談に、駆り出される以外は何もしてなく、足腰の衰えを少しでも遅らせる為のゴルフをしながら、愛犬と共に自然に囲まれての気ままな年金生活を楽しんでいます。 日頃から、食べたい物を口にし、やりたい事をしながら日一日を有意義に、且つ楽しく過ごす事を心がけていますが、人生を小説に譬えれば、愈々最終章に足を踏み入れた感じがします。
 又、この次の兎年まで果たして生き長らえていられるか判らないので、


  1. ここ数年ご無沙汰していた、ネイテイヴアメリカンの居留地区に入り込み、彼等の日常生活をつぶさにこの目で確かめ、許されるなら暫く彼等と共に生活する事
  2. 年々薄れ行く記憶を頼りに、今迄の人生を振り返って文字に纏める事

 以上2点を今年は何としてもやり遂げたいと思っています。


(みやうち たかまさ・米国テキサス州,オーステイン在)


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