趣味のコーナー

2022年11月14日 趣味のコーナー

落語と私

大滝 長孝 (1968年入社)

筆者近影
東京ボランティア・市民活動センターにて

 私は64歳の時、落語スクールの門をたたき、今年で15年目。芸名は花伝亭長太楼といいます。
 桂小文治師匠に師事。稽古の都度、微に入り細に入り、色々と指摘を受け多くを学ぶ事ができ心から感謝しております。
 当初は全くあるいはほとんど「笑い」が取れなく肩を落とすことが何回もありました。
 それでも好きな落語、小文治師匠の稽古に加えて、古今亭志ん朝師匠、柳家小三治師匠、柳家権太楼師匠等のDVDを視聴し勉強をしてきました。
 さらには、一流の噺家による独演会にも度々足を運んできました。
 おかげさまで地域地区センター、老人施設、NPO法人の「江戸連」や「シニア大樂」、神保町の「らくごカフェ」等、様々な所でやらせていただいております。
 6年前、シニア大樂が主催する第1回全日本シニア社会人落語会に運よく出演することができ、創作落語「親の顔」を演じました。これが思いもよらず好評でYou Tubeの視聴回数が1,000回を超え、本当にびっくりしました。
 2019年は年間、31回の公演をこなしましたが翌年、新型コロナが発生した以降は落語を演じる機会が極端に減ってしまいました。幸い、今年になってから、7回演じることができました。
 ただ、今年の2月に「膝」を痛め肝心の正座ができなくなり、そのため、お尻の下に小さな箱と布団をあてて何とか乗り切ってきました。
 落語は日本が誇る伝統文化でありとても奥が深く、私自身まだまだ稚拙な部分が多々ありこれからも大いに研鑽を積んでいきたいと思います。これまでの公演回数は283回、持ちネタ52。今後は老骨にむち打ち何とか300回を目指して頑張りたいと思っております。
 聴いていただくお客様が少しでも笑い、癒しを感じていただけたら演者としてこの上ない喜びです。

(おおたき ながよし・1968年入社・神奈川県在住)

編集部より

大滝さんは2017年10月19日号のタウンニュースにて社会人落語家として紹介されています。
当該ページは下記からご覧いただけます。
https://www.townnews.co.jp/0101/2017/10/19/403152.html


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