青葉会

2018年09月20日 青葉会

青葉会(俳句同好会)

青葉会(俳句同好会)のご紹介  


平成30年正月 青葉会吉例新年観劇会
於・新橋演舞場

 青葉会の月例句会は、今年(2018年)10月で390回を、来年8月には400回の節目を迎えます。  
1985年に川合絹漱先生(当時丸紅取締役・本名川合友之氏)を指導者として現役社員10名ほどの会員で発足以来、発足直後の何回かを除き33年間休まず、月例会を催し、俳句に取り組んできました。

 1999年の絹漱先生のご逝去に伴い、その後は、令夫人で、ご夫君同様、故・中村草田男の直弟子の万里子先生(本名と俳号同じ)が指導者を引き受けてくださっていました。その過程で、会員数も約30名に増え、現役社員から OB・OG、すなわち社友中心の会に変貌を遂げてきました。さらに、グループ社員や取引先の方にも門戸を開放して現在に至っています。  
 2017年には、万里子先生がご高齢のため青葉会顧問に退かれ、三代目の指導者に社友で俳人の川口孤舟先生(本名・川口襄、1964年入社)を迎えて活動を続けています。  
 ただ、この20年ほどの間に、何人もの会員が絹漱先生の後を追うように帰らぬ人になったのは、残念なことでした。  

  亡き者はなし満天の枯木星     孤舟

 月例会は、本社ビルの改築工事開始に伴い、会場を旧本社ビル1階の「コンチェルト」から、現在は「文京区民センター会議室」に移して、原則毎月第4木曜日に開かれています。  句会の進行は、各自原則5句ずつ(欠席者は2句の投句可)を無記名で投句する中から参加者各自が良いと判断する句を決められた句数(例えば6句)選句(投票)し、結果を幹事が披露(披講)して自分の句が披講されれば名乗ります。もとより、高得点を得ること自体が目的ではありませんが、そこは人の子、多くの人に投票された作者、点が入らなかった作者の嬉しさと無念さが入り混じるのも無理からぬところで、楽しいものです。披講の過程で、お互いに、感想を述べあい、切磋琢磨の場にもなります。また、会の後半に入ると、持ち寄ったお酒も入って談論風発、実に和気藹々の会になります。  月例会以外にも年に一度は、日帰り、稀には泊りがけで所謂吟行に出かけるほか、正月には、当会のいわば、永代幹事役を引き受けてくれている芝居通の今井紀久男(俳号も同じ・1963年入社)さんの案内で歌舞伎の観劇に、暮れには寄席見物に出かけるなどの楽しい催しもあります(その後の句会で芝居や寄席に因んだ投句をしなくてはならないのが玉に瑕との陰の声もありますが)。 33年の歴史を誇る青葉会ですが、そのたゆまぬ歩みの陰に、縁の下の力持ちをずっと引き受けて下さっている、この紀久男さんの存在があることを重ねて特記したいと思います。

(青葉会会員・恵洲記)

青葉会概要  

入会希望の方は下記にご連絡ください。歓迎します。  


名称 青葉会(俳句同好会)
世話人代表 今井紀久男
メール imai.kikuo@camel.plala.or.jp
電話 042-401-5108(FAX兼用)
会場 文京区民センター会議室
年会費 1万円
月例句会 原則毎月第4木曜日、午後6時~9時(軽食・飲み物付き)
句集発行 節目節目(句会100回ごと。第一句集は、50回記念)に、会員自選の20句ずつを集めた合同句集を発行

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