歴代幹事のごあいさつ

歴代幹事のごあいさつ

団塊の世代

遠藤 剛 (2016年度~2018年度 関東地区幹事)

松江にて

 このたび社友会幹事を仰せつかった、昭和46年入社の遠藤剛と申します。「団塊世代」のど真ん中です。今までは社友会の活動への関心は薄く、講演会に1-2回出席しただけでした。今回、同期の坂本さんが代表幹事に就任されたのを機に、多少の手助けができればと思い、お引受け致しました。


 「団塊世代」は、右肩上がりの経済成長の中で"逃切り世代"とも言われていますが、入社直後のニクソンショック、変動相場制への移行など、様々な荒波に揉まれるとともに、現役時代の後半は、A-Planの実行の中でV字回復の一翼を担ってきた世代でもあります。


 遡ること40有余年前の輸出全盛の時代、海外への雄飛に胸ふくらませ、当時就職希望ランキングでは第一位の丸紅に入社しました。


 二度のヴェネズエラ会社とヒューストン支店、計三度の海外勤務、そして中南米、アフリカなどの発展途上国を中心に仕事を求めて、年間100日以上の海外出張を繰り返しながら、現地のニーズや異文化を肌で感じることが出来たことは、商社勤務を通じて得た大きな財産となっています。


 我々の時代に比べ、日本の立ち位置が劣化してきている昨今、そしてIoTなどの新しい動きが日々の生活や商業活動にどんどん取り入れられようとしている現在、あらゆる組織が、新しい技術を取り入れつつ、時代の求める形に変貌してゆく必要性のあることは言うまでもありませんが、その一方で守り、継続、継承してゆくべき伝統や文化があることも事実です。


 今回幹事をお引き受けするに当たり、歴代幹事の挨拶を読ませていただきましたが、多くの先輩方が社友会の将来、特に会員数の減少に危惧を抱かれておられること、そして社友会活動を通じて当社の良き文化を継承してゆく一助になりたいと思っておられたことを知りました。


 微力ながら私も、この良き文化を継承するためのお手伝いをさせていただければと考えております。宜しくお願い申し上げます。


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