歴代幹事のごあいさつ

歴代幹事のごあいさつ

謡と私

楠田 美樹 (2008年度~2011年度 関西地区幹事)

 関西地区担当幹事の楠田です。会の運営のお手伝いをさせて頂き3年目が終わろうとしております。
会員の皆様が楽しく例会にお越しいただける様な講師の選定に今後とも励んで参りますので宜しくお願いします。


筆者近影

 今回紙面をお借りして趣味の「謡」について書かせて頂きます。
「謡」とは「能」という歌劇の歌の部分です。「能」はご存知のように約6百年前に観阿弥(かんあみ・かんなみ)・世阿弥(ぜあみ)の親子によって作られました。演者(シテ、ワキ、ツレなど)が囃子(大鼓、小鼓、太鼓、笛)に合わせて「謡」い・舞うものです。今の季節、家庭で飾られているお雛様の五人ばやしは上記の囃子4人に「謡」が入った5人の編成です。


 「謡」は学生時代にクラブ活動で結構真面目にやっておりましたが、入社してからは仕事が忙しく(という事にしております!)殆どお稽古もしないで40数年が経過しました。完全リタイアーを機に5年位前から一念発起し、プロの先生に師事しやり直しているところで、漸く謡えるようになって来ました。「能」を観賞するたびに舞いのカッコ良さに惹かれ、一年前から「仕舞」(こちらは学生時代には避けていた)も習うようにしました。これが大間違いで、「謡」の方は昔とった杵柄で何とかなるのですが、「仕舞」の方は退化していく記憶力との格闘で大変です。
 構え、足の運びもなかなか様になりません。年2回、先生の一門会が能舞台であるのですが、一週間前からは猛稽古とプレッシャーとの戦いです。

 決して満足できる結果は出せませんが、終わった後の充実感は心地よいものがあり、予算達成できた現役時代の気分です。今後もプレッシャーと戦いながらボケ防止の1つとして続けていこうと思っております。


(続きを「社友のお便り」でご紹介しています)


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