行事報告

2017年06月21日 行事報告

2017年6月度九州地区社友会総会

日時 2017年6月21日(水)17:00~20:30
場所 中国菜館 福新楼

 九州地区6月度月例会(総会)は、昨年に引き続き、老舗中華料理店「福新楼」での開催です。梅雨時にも拘わらず、雨の心配もなく開催できました。社友17名のほか、九州支社から7名、さらに講師1名の合計25名の方々に参加いただきました。
 佐藤市場業務部九州業務課長の司会により開会。最初に、本郷支社長よりご挨拶をいただきました。支社長は、着任以来3年目を迎える思いを述べられ、会社の業績・現況についてお話しいただいた後、最後は、丸紅新電力のPRで締めくくられました。
 二番手は幹事よりの報告です。先ず2月に逝去された社友中山浩介先輩を偲び、全員で黙祷を捧げました。次いで、5月30日(火)、丸紅東京本社にて開催された社友会役員会の報告を行いました。加えて、東京大手町の旧本社ビルが既に解体され、更地になっている事、仮移転した新本社ビル「東京日本橋タワー」の様子、23階の受付・応接会議室フロアーの状況を報告しました。又、OBであっても、外部の人達は営業フロアーに入室できない事、社員は各々携帯電話を保有し、固定電話が無い事、会議は基本的にタブレットを持参して行い、ペーパーレス化が進んでいる事等を聞いて、カルチャーショックを受けた体験なども報告致しました。


本郷支社長の挨拶

 その後行われた、6月度例会の講演では、西日本新聞社編集局報道センター編集委員/日高三朗氏をお招きし、「世界の宝 ユネスコ遺産 <博多祇園山笠>」と題してご講演をいただきました。日高氏は、「博多まちなか支局」に8年前に着任して以来、博多祇園山笠の取材を続け、今年9回目の取材に入るとの事。ユネスコ無形文化遺産登録では、先ず2009年に「京都祇園祭」、「日立風流物」が登録された由。博多祇園山笠の登録申請にあたっては、京都の方々から外国語での申請書類に苦労したとの情報を得、尻込みしていたところ、種々変遷があり、文化庁が「山・鉾・屋台行事」として全国33件を一括申請する事となり、2016年11月30日、登録が決定したとの事。プロジェクターを使っての見所解説。追い山では、褌一つの裸で舁(か)いていたが、明治31年、風紀上好ましからずと舁き山廃止の危機にさらされた折、当時の西日本新聞社主筆が仲裁に入り、法被を着ることで落着させたとのエピソードも語ってくれました。博多祇園山笠の起源については、「聖一国師施餓鬼棚説」(編集部註)が有力ですが、「全国山・鉾・屋台保存連合会」顧問の植本行宣氏が、京都祇園祭礼の笠鉾から発展拡大したのではないかとの新説を打ち出され、今後の研究課題となっている由。講演終了後、日高氏持参のお土産(山笠記念冊子・扇子・お汐井取り籠・手ぬぐい・絵馬)を出席者全員が参加するジャンケン大会の勝者にプレゼント、会場は大いに盛り上がりました。


山田英明先輩

 その後宴会に移る前に出席者一同揃って集合写真を撮影、藏前大先輩の音頭による乾杯で開始しました。中華料理に舌鼓を打ちながら、興が乗ったところで各テーブルを移動しつつ懇親を深めました。予定時間となった所で、締めは山田英明先輩による「祝めでた」と「博多手一本」です。山田先輩は九州支社勤務時代、7年間にわたり土居流れの山を舁かれた強者です。当時の理解ある温かい上司のご恩に報いるため、大会役員にお願いして、7月15日早朝に行われる「追い山」の櫛田神社桟敷席のプラチナチケットを手に入れ、取引先上級役員の接待に役立てたそうです。今回の講演で気を良くされたのか、「祝めでた」を2番まで朗々と歌い上げられ、「博多手一本」で幕を閉じました。

次回は、9月13日(水)のビアパーティーです。昨年好評だったマジックショーで盛り上がろうと思っています。

編集部註:
「聖一国師施餓鬼棚説」は、博多祇園山笠の起源に関する有力な説で、鎌倉時代(1241年)に博多で疫病が猛威をふるった際、承天寺の開山・聖一国師弁円が施餓鬼棚に乗り、祈祷水(甘露水)を撒いて町中を清めたのが始まりとする説


乾杯(右手前が蔵前大先輩)


集合写真
(前列右から4人目が講師の日高氏)


玉置幹事


(九州地区幹事:玉置貞義)


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