日 時 | 2019年6月13日(木) 17:00~20:00 |
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場 所 | 中国菜館 福新楼 |
九州地区6月度例会(総会)は、老舗中華料理店「福新楼」にて開催されました。例年この季節の悩みである雨にたたられることもなく好天での開催となりました。講演会の講師には、丸紅本社より、番匠幸一郎顧問をお迎えしました。昨年1月に続き、2度目の講演です。番匠顧問は、鹿児島県出身で高校時代、丸紅柿木新社長のお父様の教え子だったそうです。社友17名のほか、九州支社からの9名に、番匠顧問を加えた27名の方々に参加いただきました。
今春、中国より着任されたばかりの松園市場業務部九州業務課長の司会により開会。最初に、宮本支社長よりご挨拶をいただきました。令和元年の福岡は、G20の財務相会議に始まり、ラグビーワールドカップの開催、丸紅の柿木新社長が鹿児島県出身・・・と九州が活気づく話題に事欠かないと熱を込めて語られました。会社の業績・現況、中期経営戦略(GC2021)についての説明で締め括られました。
幹事からは、社友お二人の訃報をまずお伝えしました。井戸口貞吉様が1月に、大森禎一様が3月に亡くなられました。故人を偲び、皆で黙祷を捧げました。次に5月28日(火)丸紅本社にて開催された役員会の報告を行いました。社友会の財政健全化の為、より一層の丸紅本社からの支援をお願いしたこと、また、九州地区の本年度賀寿祝該当者は、米寿4名・喜寿4名であることを報告しました。最後に、竹橋の丸紅本社ビル新築工事については、鉄骨が12階部分まで組みあがっていて、敷地いっぱいを利用したフロアー面積の広い角型の建物である旨の報告を行いました。日本経済新聞朝刊(2月28日)掲載の丸紅の全面広告を回覧して終わりました。
次はメインイベントの講演会。東京よりお迎えした番匠顧問に「我が国を取り巻く戦略環境と危機管理」と題して、配布資料に基づきプロジェクターを使用して説明いただきました。
東アジアの南北を逆さまにした、ロシア、朝鮮半島、中国の大陸から太平洋を臨む地勢学的な見方を示され、3.500㎞に及ぶ日本列島が堤防のように横たわる姿を解説されました。日本の4倍規模で軍備拡張する中国が海洋に向かう9つの出口のうち、5つが日本領海を通ることになるそうです。これには今更ながら、日本の位置づけを改めて認識させられました。中国、北朝鮮への危機に触れ、最悪に備える危機管理に最善を尽くさねばならないと力説されました。「屠龍之技」という中国の故事に触れ、無駄と思われる技でも鍛錬して龍が出現できない事態を創出する「戦わずに勝つ」のが日本には必要だと説明されました。また、まとめとして、自衛官の厳しい訓練は、「自分がやらなくて誰がやる」という誇りと責任感のもと続けられていると話されました。
宴会が始まる前に出席者一同揃って集合写真を撮影。藏前大先輩の音頭による乾杯で開始。宴が盛り上がったところで、番匠顧問が言い忘れたことがあるとして、昨年度から丸紅の新入社員研修に2泊3日の自衛隊体験入隊を取り入れたというエピソードを披露されました。結構ハードな研修内容のようですが、今のところ落伍者は出ていないようです。
料理も出尽くしたところで中締めの時間となりましたが、いつもの役回りの先輩が欠席の為、止む無く幹事が担当することとなりました。四商社対抗テニス大会で手首を骨折し、包帯を巻いた状態の左手を駆使して、恒例の「祝めでた」に続き「博多手一本」で締め、お開きとなりました。
次回は、9月ビアパーティです。
(九州地区幹事:玉置貞義)