日 時 | 2016年4月14日(木) |
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場 所 | 丸紅大阪支社31階大会議室 |
講 師 | 田所 龍一氏 産経新聞社編集局 編集委員 |
演 題 | 「トラ番記者が見た今年のタイガース~球界の表・裏話」 |
今回の講演会は、バリバリのトラ番記者である産経新聞の田所編集委員をお招きして、今年のターガースの現状について、とことん語って頂きました。田所氏は昭和54年、サンケイスポーツ社に入社、主に阪神タイガース担当(トラ番記者)として、多くのタイガースの選手への取材やチームを取り巻く様々な場面を経験されてきました。
金本監督はご承知のとおり、阪神生え抜きではない。伝統チームの阪神は、出来れば生え抜きOBを起用したいところだったが、ここまでの多くのケースで、生え抜きOB監督に必ずしも良い結果が出ていない。生え抜きの監督、コーチが育たない土壌を持つ阪神には、そのことへの忸怩たる思いが強い。
しかし、金本阪神のここまでの戦いぶりを見ると、面白い野球を展開しており、間違いなく楽しみが増えた。
理由
ちなみに、田所氏は、あの江本氏の「ベンチがアホやから・・・」事件の担当記者で、江本氏のあの発言(つぶやき)を直接聞いた張本人である。田所記者以外にダイスポの記者も聞いており、すっぱ抜き記事を防止するため、江本氏本人の記者会見を開いたところ、同氏自身が本発言は「グチ」というより、「談話」と取って良いと、球団幹部批判を公言する結果となった。その結果、発言が大問題となり、江本氏は退団することになった。
その他、球界の裏話が多々披露されたが、オフレコということだったので、ここでの記述は控えることとする。
田所氏の場合、軽妙な話しぶりもさることながら、担当記者として、すべてが球団関係者や選手と親身に接して得た情報であり、非常に中身が濃く、興味深くお話を伺うことが出来ました。予定時間を大幅に超過するほど質問が相継ぎ、関西における、阪神球団に対する注目の高さ、そして期待感の高さが伺えました。
順位予想が非常に困難なセリーグのペナントレースではありますが、田所氏にあえて予想して貰ったところ、
という、やや残念な予想となりました。ここは、もうひと頑張り、更なる応援を続けたいと思います。
以 上
(文責:森川 建)