日 時 | 平成24年2月6日(月) |
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場 所 | 丸紅大阪支社2階講堂 |
講 師 | 高橋勝成氏(プロゴルファー) |
2月度月例会は2月6日(月)、プロゴルファーの高橋勝成氏を講師に迎え「ゴルフと人生観」という演題で講演を頂きました。
前日まで一桁台の低い気温が続く厳しい寒さでしたが、新年最初の講演会にふさわしく当日は12℃を越える暖かい日で、人気ある高橋プロという事もあり例月を上回る出席者となりました。
高橋プロはレギュラーツアーでは通算14勝と活躍、シニアー入り後も「日本プロシニア」、「日本シニアーオープン」の2冠を制覇、4年連続賞金王に君臨、TV、書籍でも活躍され技術論には定評があります。
講演は、ゴルフは技術さえ上達すればよいというものではなく、ゴルフを通じて人間形成が必要でそれを成し遂げたものが一流になる、という高橋プロの持論を述べられ、営利追求のゴルフ場、礼儀・恥知らずなプレイヤー、未熟な技術のままゴルフ場に出る初心者の増加、等辛口評論を展開、プロのレッスンにも嘘や間違った技術論が多いと高橋氏得意の技術論へと話は進みました。
頭を止めろ、肩を回せ、インサイドアウトに振れ、などは間違いである。又各人各様のフォームがあってしかるべきとのこと。グリップの重要性、クラブの性能の変化、錯覚・先入観等色々教示いただきました。
詳しい技術に付きましては万年ビギナーの小生が述べると誤解を生じる恐れあるため高橋氏のレッスン書、DVDに譲りますが、プロ自ら持参されたクラブを持ち出し汗拭きながら、出席者を前に呼び手取り指導頂きました。熱気を帯びた会場は無料レッスン場に早代わり、女性含めた数人の方がレッスンを受けました。
参加者から最後にタイガーウッズの復活はあるのか?石川遼の今シーズンの活躍は?などの質問も出ましたが、今の高橋氏のライバルは?に対し、一番は自分の怠け心と答えられ、東日本震災復興支援に尽力されている氏の自分に厳しく人に優しい人間性を垣間見ると共に、彼のゴルフ観の素晴らしさを認識しました。
おそらく小生含め参加者の多くが「これでゴルフが上手くなった」と錯覚しながら会場を後にした一日だったと思います。
(文責:楠田)