行事報告

2011年02月04日 行事報告

関西地区2月度月例会

日 時 平成23年2月4日(金)
場 所 丸紅(株)大阪支社2F講堂
講 師 丸紅経済研究所所長柴田明夫氏
演 題 『経済展望(2011年)』

講師の柴田所長

 2月の例会は数日前までの厳しい寒波とは打って変わった温暖な日和の2月4日に開催されました。講師には新春恒例の丸紅研究所代表柴田明夫氏に来阪いただき、新年に相応しく「経済展望(2011年)」の演題で講演していただきました。
 年初の例会でもあり社友83名の多数の方が出席されました。講演内容は「リーマンショック以降の世界経済」、「安い資源時代の終焉」、「台頭する新興国経済」、「中国経済の現状と見通し」、「中国が抱える諸問題」等について様々な角度から、係数もまじえ解かりやすく講演いただきました。


熱心な聴講風景

 日本のGDPは1991年以降、名目・実質ともに伸びていない現実に苛立たしさと寂しさを感じながら、片やお隣の中国は「今後25年(年6%成長でも)で現在の米国並みの経済規模に拡大」、や「人口50万人以上の都市660ヶ所すべてを新幹線で結ぶ」との説明に、改めてスケールの大きさにびっくりいたしました。しかしながら中国の累積的成長に伴う多くのリスクと諸問題については、2020年ぐらいまではコントロールされるとの事ですがその深刻さと影響の大きさには驚いてしまいます。


 結びに「我々は何処に向かうのか(向かうべきか)」として、「地下資源に依る20世紀型成長から太陽系エネルギーに依る21世紀型成長へ」と指摘され、方向性を示して戴きました。


(文責/坂上辰雄)


行事情報トップページへ