行事報告

2017年10月24日 行事報告

2017年10月度中部地区社友会例会行事報告

日時 2017年10月24日(火)11:30~15:00
場所 トヨタ産業技術記念館(名古屋市西区則武新町)

 今回の社友会例会は、19名の社友のほか、熊木名古屋支社長以下6名の現役の皆様にご参加いただき、合計25名にて「トヨタ産業技術記念館」の見学会を行いました。


 当施設は、トヨタグループ発祥の地である旧トヨタ紡織株式会社本社工場跡地に、1994年に設立され、㈱豊田自動織機・トヨタ自動車㈱などトヨタグループ企業17社で共同運営されています。


 当日は、先ず館内のレストランで昼食を済ませ、その後、成田副館長による施設の概要説明に続き、副館長には館内を同行、解説をいただきながら、じっくりと見学させていただきました。


 「トヨタ産業技術記念館」は、大正時代の赤レンガ作りの繊維工場を産業遺産として保存しながら、近代日本の発展を支えた繊維産業機械と、現代日本を開拓し続けている自動車技術の変遷を通して、日本の産業技術史を系統的に紹介し、豊田佐吉の織機の発明における、「研究と創造の精神」、豊田喜一郎の自動車の国産化に挑んだ、「モノづくり」の大切さを広く社会に伝えることを基本理念としています。


 館内には繊維機械館と自動車館があり、それぞれの製造工程と製造機械の変遷を学ぶことのできる機械が展示されているとともに、豊田佐吉発明の各織機を含めて、多くの機械が、稼働出来る状態に整備されており、作業の実演を通じて技術の進歩を感じることができました。自動車館では創業期の状況が再現された足跡の紹介、自動車の仕組み、時代を代表するトヨタ車の展示と技術開発の変遷(テレビドラマ「LEADERSⅡ」に登場した、創業期悪戦苦闘のトラックは、本館の展示品です)、製造工程など、充実した展示内容と成田副館長の丁寧な解説及び各展示工程での職員の皆さんの機敏で解りやすい実演と応対で、時間を忘れてしまうほどの見学会となりました。


 「トヨタ産業技術記念館」には、トヨタグループ館・豊田商会事務所・テクノランド等の豊田佐吉・喜一郎ゆかりの資料館や繊維機械・自動車の原理を取り入れた体験コーナー等もあり、2015年の「工場見学&社会見学ランキング」では全国第一位の人気施設で、2016年には42万人の来場者がありました。


 トヨタグループ企業各社では、新入社員研修と中堅社員研修を本館にて行い、「研究と創造の精神」と「モノづくり」の大切さを継承しているとのことです。


成田副館長による講演会


集合写真
後方は、トヨタグループ創始者
豊田佐吉が1906年に発明した環状織機


繊維機械館の見学の様子


自動車館の見学の様子
ドラマ「LEADERSⅡ」の撮影で
使用されたG1型トヨタトラック


(中部地区幹事:立川 賢司)


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